< 2024年春、uneasinessは、第1回展から23周年を迎えます>
UNEASINESS19
Gyo-dong art museum gallery <韓国>
■■ 2023年11月7日(火)~12日(日)
芦谷正人+岩澤有徑+大澤辰男+今回のゲストは、横山栄一氏
■■ 日田市制80周年記念「特別企画展」
<岩澤重夫と現代美術の世界~郷土がつなぐ未来のカンバス~>
UNEASINESS 17
▪ 2021年01月17日(日)〜2月14日(日)<無事終了しました>
▪ 日田市立複合文化施設/ AOSE
■ 会場風景を見る▶ installation view
■ 展覧会websiteを見る▶ WEB museum
■■ 奈義町現代美術館展
<無事終了>
UNEASINESS 16 at Nagi MOCA
2018年9月22日(土)- 10月28日(日)
無事終了しました。
会場写真 ▶ installation view
岡山県の津山や美作に近い山間部に位置する
磯崎新、荒川修作、岡崎和郎、宮脇愛子ゆかりの現代美術の聖地。
海外サイトでは、直島とともに人気急上昇中の美術館。
美術館website ▶ 美術館website
拡大 ▶ expansion
■■ UNEASINESSは、2020年代を ”第三世代/写真 vsポスト・フラット・プラット”と位置付ける!
■ 1851年にガラス板写真 (コロジオン方式) が発明され、瞬く間に世界中にピンホールカメラによる長時間撮影写真が普及、(坂本龍馬の有名な立像も1866~7年の撮影) セザンヌ(1836~1906) やモネ (1840~1926) が絵画を制作する上で写実との違いを構築する上でカメラに危機感を持っていたに違いない。私たちは、これを、最初の ”写真vs絵画”の時間と考える。それ以後生まれた世代の マチス (1869~1954)、 モンドリアン (1872~1944)、 ピカソ (1881~1973) の時代にまで黒い布をかぶって上下逆さまに映る写真館の大型カメラの存在に、作家にとって絵画の社会的役割の行方をそれまでとは違う位置付けで制作する時間が流れていた。その後、デュシャン (1887~1968) 、 マン・レイ (1890~1976) は、大型カメラによる作品や制作風景の記録を作品としている。この時から写真を作品制作の重要なプラス要素として作家活動の周辺に無くてはならない存在として位置を確立する時代が訪れる。これを第一世代と推定する。
■ 第二世代は、ロールフィルムを使用するローライ社の中判カメラや35mmフィルムのライカなどいずれも1930年頃から登場したが、高価なもので一般家庭には、すぐには、普及しなかった。世界的流行は、女性でも扱えるコンパクトカメラの登場による、1960年以降のテレビ時代。初期のカラーフィルム登場とともに絵画のスタイルは、リキテンシュタイン (1923~1997)、 ラウシェンバーグ (1925~2008)、 ウォホール (1928~1987)、 ローゼンクイスト (1933~2017) らにより、アート業界を一転、1960年代は、カラーリバーサルフィルムも登場し壁に画像投影する幻灯装置も出現、シルクスクリーン印刷技法とともに、写真というものが、平面作家の御用達になり、しばらくスーパーリアル的写実絵画とともにアートのメインストリームを驀進する時代が到来。一家に一台の手軽なコンパクトカメラの存在はすべてのアーティストに大いに影響しているに違いない。1970年の大阪万博会場では、スライドフイルムを自動送りする装置を使用したパビリオンが最先端のように感じた記憶が想起される。その後、紙焼き写真と磁気テープ録画の経過は、重層的なアートのあり方に際し競われるように進化しテクノロジーの革新とともに次世代に引き継がれる時間が流れる。
■ そこで次の”第三世代”として私たちが、2020~をポスト・フラット・プラットと考えるのは、iphone登場から13年、先進国の人間全員が手の内にある電話を利用して、目の前の出来事を静止画や動画としてためらいなく記録し、瞬時に全世界に向けてSNSでアップする時代の到来を指す。1850年代の誰がこの時間を予想していただろう、20世紀の最後に出現した固定電話のモジュラー回線を差し換えて見ていたホームページは、たった21年で膨大な資料が瞬時にクラウド通信できる時代に劇的に変革。そこで私たちの次なる使命は、洪水のように溢れ流れる可視情報を、自分にしかできない方法で+(プラス)に作品化することなのです。
■ Gyodong Museum of Art + Art Group ATTI +UNEASINESS
■ 会期/ 2018年 7月 17日(火)- 22日(日)
■ 会場/ギャラリー北野坂
■■■ 無事終了しました
▶ Finished
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韓国の中西部にある全州市(ジョンジュ)にある私立美術館 Gyodong art museumにゆかりの深い作家の展覧会を開催いたします。
ここは、京都、奈良のような都のあった場所で現在も京都御所のような役場の跡地が観光地とされているところです。
新しい文化と古い建物が混在する韓国の若者が憧れる楽しい街です。私たちUNEASINESSの 3名は、初の海外展を2007年にハンガリーのブダペストにある 2B Galleryで開催いたしました。
その搬出の際に、偶然入れ替えに搬入に来た韓国作家たちと意気投合しその後、10年にわたり交流を続けることになりました。
2016年には、UNEASINESS展をGyodong Art Museumで開催することができました。
私たちは、お互いの国の美術家の歩みを観察し、学ぶべきことを見つめながらお互いの国を行き来し、展覧会を次々企画しあい、素晴らしい友好を築くことができるようになりました。
今回の韓国側作家の選出は、美術館のKim wan-soon 館長が行われ 14名の彫刻、平面、工芸、映像の作家が選出されました。
GALLERY北野坂の美しい空間に私たち 3名の作品とどのように対比することができるか、今から楽しみです。
多くのお客様にご高覧いただけますようお願い申し上げます。
UNEASINESS 芦谷正人/岩澤有徑/大澤辰男
▶ GYO DON ART MUSEUM のwebsiteへ
さて、次なる方向と計画は、
2021年に「ART UP!」から24年を迎える3人は、淡々と次なる計画に向かいます。関西のアートシーンに足跡を残せるように何かをしでかしてまいります。
■ 芦谷正人 /ASHITANI MASATO
古い大阪のビルの2フロアをリノベーションし、大きな希望が生まれました。ますます向上心を持ってクリエィティブな制作を実践してゆきます。▶ 芦谷正人のwebsite
■ 岩澤有徑/IWASAWA ARIMICHI
最近初心に戻って油彩で描くことに興味を持てるようになりました。1周回って元の位置と言いますが、まさに20代の頃を思い出しつつ、新鮮な気持ちで好奇心を高めて頑張ります。驚いたことに20代の頃に購入した絵の具は、今でも使えたので油彩って便利なもんだな、て感心しました。最近自分のこれまでの話をupしました。▶ 岩澤有徑の物語
■ 大澤辰男/OSAWA TATSUO
展覧会のお知らせ
櫻木画廊 ( Tokyo )
2020年11月3日(火・祝)- 15日(日)
関西のみならず、各地域の美術動向を読み解くことが大変興味深いです。それでもやはり出発地点の関西アートシーンに何かを残すことが、最後の夢になるかもしれません。少年の瞳を持って頑張ります。▶大澤辰男のwebsite