もっと拡大してみる ▶ enlarge

アベノハルカス美術画廊展示プラン photo 001

入場前のお客様に、何かキラキラ光がが点滅しているところに注目していただく位置にLED作品を設定します。正面には、2色の6曲屏風、そして奥には、映像が動く様子も見えます。

 

もっと拡大してみる ▶ enlarge

アベノハルカス美術画廊展示プラン photo 002

奥行きのある会場で、遠くから見えるように涌泉寺に収蔵されているサクラの屏風作品と100号Sの新作キャンバスを初公開。プラチナ箔のサクラと、金色額の油彩サクラと新作ドットキャンバスを発表します。前回好評でした木製の茶筒を入手する方法が見つかりましたので大きさは少し違いますが、3 個用意して展示します。<桐箱にも描画します。>

 

もっと拡大してみる ▶ enlarge

アベノハルカス美術画廊展示プラン photo 003

画廊左側では、音声のない海をテーマとした三面連動した横幅の広い映像の作品を展示します<内容は、会期までに決定します>

 

この度の展覧会では、桜の屏風作品を中心に、プラチナ箔のキャンバスや新作100S油彩の桜とキャンバスプリントの作品など様々な表現方法を駆使したSAKURAを公開します。映像には、海をテーマにクラゲやイワシの群れを、LED作品と6曲屏風、ステンレス額には、地球儀の形が見えます。そしてドットの作品は、池に雨が降っている景色を金箔のドットで表現しています。花と海と地球と雨、そこに一つ足りない生命と言う観客が来場されると地上の全てが揃うように、地球の仕組みが完成します。最後に風炉先屏風に一筋の滝と水平線に登る太陽を発見する時に、生きる喜びを感じることができるのでしょう、私の理想とする現代美術とは、そういう人々が手を結ぶ物語のある世界なのです。

 

 

 

もっと拡大してみる ▶ enlarge

1/1プリントを見る ▶ enlarge

キャンバスプリントとアクリルケース ▶ photo

 

アベノハルカス美術画廊展示プラン photo 005

エントランスウインドウに、一昨年、杉江健次氏の別荘に設置させていただいたサクラの屏風を展示させていただきます。隣には、関連の1/1モノプリント作品をアクリルカバー付きのキャンバス作品として6点展示。その他にも50色完成していますのでQRコードで確認可能。

 

もっと拡大してみる ▶ enlarge

アベノハルカス美術画廊展示プラン photo 006

その反対側のエントランスウインドウには、ステンレスと木製白額のドット地球儀作品を設置します。

 

ポール・セザンヌ(1839 ~1906)の描くりんごも、 フィンセント・ファン・ゴッホ(1893 ~1890)の描くひまわりも実に静謐に静止している時間が閉じ込められています。 私は、春になると毎年カメラを手に桜のつぼみから花が、 風に揺れ動く中わずかに開く瞬間を捜し求めます、それは生命力溢れる一番美しい瞬間です。 ただ、 風に揺れる花の姿を捉えても、 レンズのピントが整うのはたった一箇所です、 可憐な花びらの揺れる瞬間をプラチナ箔作品や、大小の油彩画に描くことは、 私にとって至福の作業です。 アルタミラ洞窟壁画(約一万年前)に壁画に描かれた馬も、 葛飾北斎(1760~1849)の描く「神奈川沖浪裏」の水しぶきも、 優れた撮影機材もない時代に果敢に自らの持つひとみというシャッターを切り、 脳裏に記録して写生するのが、 一流の作家の仕事でした。 高感度なカメラの誕生までは、 作家のスキルとは、 一般人が驚くに値する価値があり、驚愕のスクープだったに違いありません。誰もが5Gを手にする現在、目の前にある出来事を手軽に撮影し瞬時に地球の裏側まで届ける時代が来ています。またこれからの美術あり方が、どのように推移してゆくのか、楽しみは尽きません。

金色額に入った油彩や金箔の作品、映像や入場のお客様の空気感まで時間軸の中から見えてくる美術史との関わり方やこれから美術家がいかにして画像と連携をとって生きてゆくのか、それが私にとっての〜はるかなる宇宙と未来へ〜 to the cosmos and future far away というタイトルに由来してゆきます。

 

開幕の約4週間前に出品作品を紹介する小冊子を製作したものを1000 部持参いたします。

 

個展会場風景/京都大丸美術画廊2021 ▶ installation view