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COMMON / No.140517 - E

24K. gold leaf and acrylic on canvas

425x540x40 mm.

2017 <個人蔵>

 

江戸小紋の職人の仕事で一番高度なテクニックは、何の規則性もなく自然に池に雨が降っているようなランダムな点描を描くこと。最高の技は、1寸に24粒ドットが並ぶもの。その高度な精神集中を要する仕事に傾倒するエネルギーに驚きました。そこで私は、今まで何かシステムを構築しその再現に情熱を注いできた経緯があるのに、ランダムな仕事をするというのは、どんな精神力を必要とするのか、自分を試してみたくなり制作してみました。大きさは、小紋とは違いますが、丸く切り抜いた金箔を綺麗に配置する技は、また別の集中力を要します。美術史の中で印象派の点描からリキテン・シュタインのドットを得て、その後の草間彌生、ダミアンハーストへと続くコンテンポラリーのドットペインティングに洋の東西を覚醒する新たなドットを制作し一石を投じる覚悟で発表しました。完成した作品を見た国内外の鑑賞者からは、「純粋に池に雨が降っているのは美しい」と言うシンプルな感動をいただきました。

 

出品歴

2017 ◼ 個展/オリエアートギャラリー(東京)   

2017 ◼ 個展/ギャラリー・エスパス(名古屋)

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2018 ◼ UNEASINESS16/奈義町現代美術館(岡山)

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2018 ◼ 個展/Gyodong Art Museum(韓国)